多分来年にはワクチン接種者はある程度自由に海外に行けるだろうという希望的観測の元、自身の気分を高めるためにちょっと前の旅行記を書く。今シリーズは2019/09に行ったモロッコ・スペイン編。
突然ながら昔の成田空港の雰囲気が好きなんすよね。壁や柱が茶色っぽくて...ちょっと暗いあの雰囲気が。ちなみにあの茶色のことを成田色と呼ぶ外国人がいたりして不評だったそう。
普段の成田への交通手段は専ら1,000円バスだけど、そんな昔のまだ海外旅行が一般的でなかった時代の面影を探しに京成東成田駅(旧成田空港駅)から旅はスタート。
京成成田から普通電車で1駅で到着、自分以外誰も客は降りた客はいなかった。鉄オタにはある種有名な駅だが、この時代に空港アクセス手段としてこの駅を使う人は関係者以外ほぼいないだろう。ホームは薄暗く、ちょっと気味悪い。
柱の向こうにはこの駅が昔成田空港駅として使われていた証拠である駅名標が見える。(画質が悪くてスンマセン)
元々スカイライナー専用ホームだったところで、現在は留置線として使われている。時たまイベントで解放されるそうで、空港アクセス駅だった当時の姿を見ることが出来る。
注意表示も味がある。昔から大きく手は加えられていない模様。
今の利用客数に応じた形で駅設備は一部壁に覆われ、入れなくなっている。2枚目の壁の向こうに喫茶店の跡が確認できる。しかしほんとにボロイ。
改札を抜けたら巨大な待合スペースがある。空港旅客は階段を上ってバスに乗り換えターミナルへ向かっていった。昔は賑わっていたのだろう、壁画がもの悲しい。
当時の連絡バスは有料だったそう。大した距離でもないのに。
1タミに行くにはボロイ地下通路をさらに歩いて第五ゲートから地上に出る。いつのまにか成田の検問は廃止されましたね。電車や自家用車で行く分にはまだいいけど、バスで行くと乗客分のチェックで時間掛かった記憶。
ターミナルへは2回左折し10分少々、管制塔の前を歩いていけば着く。右手にある成田エアポートレストハウスは開港当時からあるホテル。1Fのレストランで提供されるカレーはサクララウンジのカレーと一緒という噂を聞いたことあるけどホントかな。どなたか検証してみてください。
オーロラ航空が見える。ちっこいプロペラ機(ボンバルディア)じゃなくてA319。
こういうムダ移動もたまには良い。次回、国航搭乗記へ続く。