旧市街を歩く
今まで数多くの街を歩いてきたが、その中でもマラケシュの旧市街は特に歩きがいのある街ではないかと思う。映画の中で見るような世界が広がっており、迷路のような入り組んだ道沿いに何に使うのか分からない道具を売る店がたくさん連なり見ているだけで楽しい。観光客向けの店とローカル向けの店が半々くらいの割合で並ぶ。
その旧市街の中心となるフナ広場。夜になると大道芸や屋台で広場が埋まりカオスになるが、昼間に営業しているのはジュース屋くらいで落ち着いている。見ての通り超過当競争で商売やっていけるのか不思議だ。
客引きが若干ウザいが1杯10DH(100円ちょい)で新鮮なジュースを飲めるのだから安い。ちなみにウザいといってもインド程ではなく、興味ない素振りを見せると簡単に蒔くことが出来る。チョロい
お次は旧市街の南側にあるバヒア宮殿へ。19世紀半ばに建てられた宮殿で、鮮やかなタイルが印象的。入場料が安い(当時10DH)にも関わらず見ごたえが有るお勧め観光地。
ただ安いせいか常に人が多く、無人の写真を撮るのは至難の業。開門直後か遅い時間に訪れるしかないかな。
イスラム建築が好きな人にはクアラルンプールのイスラム美術館も楽しめるだろう。世界各地のイスラム建築模型や装飾品などが展示されている。(記事はいつか書く予定)
旧市街一帯は写真のように高い壁で囲まれており、限られた門からしか入ることが出来ない。日本だったら発展の邪魔となり取り壊されるところだが、それを残して観光名所とするモロッコは先見の明がある。マラケシュ旧市街全体が世界遺産に登録されている。
あとはローカル向け市場をブラブラ。特に何か買うわけではないが旅行に行くと必ずと言ってよいほど市場を訪れる。
こんな感じで昔ながらの風景が広がるマラケシュだが、これらの写真は旧市街の話であり、新市街側に出ると近代的なモールが並んでいたりする。そんな様子は次回の記事で。
夜になると「エモさ」が増してくる旧市街。ヤフオクで落としたポンコツ中古一眼では限界だが街のどこを切り取っても絵になる。
夜はフナ広場に戻りBBQを頂く。同じような店が無数に並んで悩んだが、「御徒町プライス」と叫ぶおもしろいおっさんがいる店に決めた。多分どこ入っても大差ないんでインパクトが大事。
適当にヤギの串とモロッコサラダ、パンを頼み確かDH50だった。こっちの物価から考えると高い部類の食事だろう。この先砂漠ツアーに参加するのでタジン地獄が続くことが予想され、今のうち違うものを食べておく。