トドラ渓谷の散策が終わった後は基本的に荒野を走り続ける。で砂漠(メルズーガ)に着くのは夕方。砂漠に着く前の最後の休憩場所で水とかの調達を逃すと結構大変らしいので、スナックとかも含めいろいろ買い込んだ。
ベースキャンプっぽいところに着くと何十頭ものラクダがスタンバってる。圧巻の光景。この時は大きな荷物は車に積んでおいても良いと言われたが、気になる人は自分で持って行ったほうが良い。(ラクダに乗せれる範囲で)
こいつは水の補給をほとんど必要とせず、非常時には食料にもなる優れもの。コロナで観光客激減の今、どう過ごしているのだろうか。(白目)
こんな感じで隊列を組んで移動する。憧れの「サハラ砂漠でラクダに乗る」だが、とにかく暑いしなにより乗り心地が悪い。幻想が打ち砕かれた瞬間。痔持ちじゃなくて良かった。
こんな感じで定番の写真が撮れる。映え~(笑)
ラクダに乗って10分弱で隊列が止まり、降ろされる。なにかトラブルが起きたのかとガイドに聞くと、
ガイド:「すぐそこだからあとは歩いて行け」
ラクダ体験短けーーーー。歩いたほうが早いやんけ。
他のツアーだともっと遠くまで行ったりするらしいが、まあ暑いし最低限楽しめたからいいや。
本日の宿となるテント。これが本当に最悪で、虫がガンガン入ってきて夜中ブンブンうるさい。起きたら虫刺されの跡だらけで、ツアー代ケチったことを後悔した。
文句ばっかり言ってるけど、広大な砂砂漠の景色は感動もの。
当たり前だけど周り砂しかなく同じ景色なんで、遠くにいくと軽く遭難の危険がある。
遠い地平線の彼方に夕日が沈んでいく。サハラ砂漠、来てよかったーーー
写真はないけどこの後テントで再びタジン鍋をつっついた後、仲良くなったファラン達と夜の砂漠に寝っ転がって星を眺めた。
「広大な砂漠と星空に比べたらなんてちっぽけなんだろう自分」みたいな感じで自分に酔いしれてみる。書いてて恥ずかしくなってきた。
翌日、朝食を食べて歩いて指定時刻にバスの駐車場へ向かう。このツアー、このままマラケシュに戻るか、フェズに向かうかを選択出来ると事前に説明されており、この時はフェズに抜ける予定だった。そこで運ちゃんが言い放つ
運転手:「フェズに行くバスはすでに出発した」
一同唖然。連携とれてなさすぎだろ。
ただ文句を言ったところでどうしようもないので、グループにいたフランス人がタクシーを手配してくれた。モロッコはフランス語が通じる。ここからフェズまで300km、1台のタクシーをシェアして進む。
砂漠地帯はもちろん形態の電波は入らないので、途中寄るドライブインのwifiが命綱である。ここで西武がパリーグ優勝したことを知った。
途中いくつか峠越えがある。
メルズーガを発って6時間ほど、古都フェズに到着し2泊3日のツアー終了。一緒に旅してきた仲間に別れを告げて宿を探す。
トラブルもあった砂漠ツアーだけれでも、砂漠以外にも見どころに寄ってくれるし、モロッコ行く人には絶対おすすめできるツアーだった。