KL発飛日記

マレーシアに赴任してた(現在は日本在住)の旅行好きによるB級旅行記・ホテル宿泊記・フライトルポなど

AI406 IXU->BOM Y

AIの意味不明なレベルで早朝フライトのアウランガーバード-ムンバイ線レポート。ムンバイ発は朝5時、折り返しは朝6:40。今はインディゴに負けて運休っぽい

前日あまり寝れずに宿のそばでリキシャを捕まえ空港へ。値段も下がらず確かRs300くらいのプチボッタクリ。アウランガーバード空港のエントランスはどう見ても工場のそれ。

気合が入りすぎて早く着いてしまい無駄に厳しいセキュリティが開くのを待つことに

確か制限エリアにはショボいカフェっぽいのがあった。当然空港価格。ってか椅子多すぎだろ少ないよりいいけど。

御搭乗。眠すぎたのか機材の写真は無いがA320

画像だけでインド臭が伝わってくる。ただインドらしいこのモケット柄は好き

飯はムンバイ詰込みでサンドウィッチの一択。早朝からもっと強烈なものを期待していただけに拍子抜け。こういうので良いんだよ。

300km程の距離なのでフライト自体はあっという間。この間に飯を提供するのがすごい。スラムの上を飛んでBOM到着。

このあとムンバイ駐在の方からJW Marriottの朝食を御馳走していただきました。インドとは思えない空間。久々の生野菜美味しかったです。

ダウラターバード要塞を登る

エローラツアーのおまけ程度に思ってたけど意外に良かった。

城門をくぐると丘に向かって続く道があり、その丘の頂上がゴール。

すげぇ数の大砲展示コーナー

途中の特徴的な建物は戦勝記念塔で登ってみたかったが開放はしていない様子。

さて登山開始

途中チェックポイント的な感じで見張り塔がある。

女子学生の団体とタイミングがかち合ってしまいなんか空気読めない人になってしまった。なんかごめん。

あとインド特有の知らん人から「写真撮って~」攻撃。最初はこっちも嬉しいけどだんだんウザくなってくる。

馬鹿でかい外堀。素人ながら地形的にこの砦を攻めるのは相当難しそうに思えた。

お濠を越えると暗闇の狭い通路。もちろん防御用。これ以外にも様々な工夫を見学できるので飽きない。

結構くたくたになりながら登ると立派な建物が見えてきましたが、まだゴールではない模様。

ここからの景色も綺麗なんですが先へ進む。しかしアーチ状の展望スペースが美しい。

ここで一枚。丘の下にも城壁が二重に囲んでおり鉄壁の防御体制であることが分かる。

頂上はこんな感じで砲台になっている。標高200mと聞いて大したことないだろうと思っていたが割としんどかった。情けない。

ただ頂上から眺めるデカン高原の景色は非常に美しく登った甲斐があった。

最後に...要塞内には猿めちゃめちゃいるんで食い物の管理に注意。

夕方にはアウランガーバードへ帰ってきた。リキシャの運転手はなかなか誠実な良い男だったのでチップを弾んでおいた。インドでは貴重な存在。このあと街を散策して

まさかの洒落たピザ屋があったので夕飯はそこで

maps.app.goo.gl

最後にインド版尊師を発見。

エローラ石窟訪問(後編・ヒンドゥー/ジャイナ教石窟)

お次は第16窟~のヒンドゥー/ジャイナ教石窟編

この遺跡のハイライト、カイラーサナータ寺院を見ていく。

とりあえず象が支えている本堂の周りをぐるっと。圧倒的彫刻に脳の処理が追い付かない。

全景はこんな感じ。ちょうど阪急旅行のツアー客が居たので写真撮影を手伝ってあげた。ツアーとは言え老人のインド旅行は色々大変やろうな。

一つ一つに彫刻を彫るのにどれほどの時間が掛かったのだろうか。想像するとロマンが止まらん。

本堂の内部。柱にも装飾がビッシリ彫られてるが、無知なので何が描かれているのかは分からんのが悔しい。ただ久々に遺跡を見て心揺さぶられた。

同じような石窟が続くので説明はスキップ。お次は少し離れたところにある第29窟、デゥマル・レーナ。険しめの崖の中腹に入口が開いてる。

階段を上がると立派なエントランス

内部は神殿のように高い天井の巨大空間で立像が数体ある。

第30窟以降のジャイナ教寺院は他よりも1km以上離れており、徒歩か電動カーでの移動。

ジャイナ教の石窟は小規模ながら複雑な構造が面白い。

最も後期に造られたこともあって、装飾の細かさも他よりも上かな。今回全ての石窟を見ましたが所要時間は3時間。目安として。

ドライバーにレストランへ連れて行ってもらい昼食。若干観光地価格だったが許容範囲だったのを覚えている。それよりもマイルドで食いやすく満足。

エローラ石窟訪問(前編・仏教石窟)

アウランガーバードと言えば、、車で30分ほどの距離にある世界遺産エローラせっくすですよね。もう一つ有名なアジェンダー石窟は遠いので残念ながらパス。

↓路線バスで向かうと数十ルピーで行けるそうだが、バス探している間にリキシャ軍団に囲まれ面倒なことに。交渉の末800Rsでチャーター出来るそうで安いし、待ち時間もなく予定の自由度も高まるのでまあいいかと。

↓チャーターなのでストレートにエローラ到着

入場料(外人料金)Rs600。先に言っておくとその価値は十分ある。

全部で34個の石窟があり、No.1-12は仏教、13-29はヒンドゥー、30-34はジャイナ教のもので、異なる宗教の石窟が並んでるのがまず不思議。

入場して正面に一番の見どころである第16石窟・カイラーサナータ寺院があり、先に見ちゃうと他のがショボく見えてしまうので後にとっておく。第1窟から順に見たい派は向かって右側にすすむべし。

見ての通り岩肌をくりぬいてあるんですけど、1500年前によくこんなものを作ったなと。この後ずっと同じ感想。

第一窟は修行僧の生活スペースらしくシンプル

番号が大きい窟になると修行スペースなの像や彫刻があったり。環境的にコウモリが住みついちゃって臭いうるさい。

何窟目か忘れたけど講堂的なスペース

仏教石窟で一番の見どころは第10窟、ヴィシュヴァカルマ窟。高いアーチ型の天井と中心に置かれたデカい仏像が神秘的。しかし人が多い。

11/12窟はまるでマンションのような多層石窟。僧侶の住居として使用されてたとか。

マンションの内部。太い柱だらけ

壁には素晴らしい彫刻が沢山。ただ全く知識が無いので何を表しているかは語れない。

マンションのど真ん中に鎮座していた動物っぽいもの。なんだろう。

この後控えるヒンドゥー教ジャイナ教石窟と比べると仏教石窟は地味ではあるものの建築物としてはバラエティに富んで面白い。