KL発飛日記

マレーシアに赴任してた(現在は日本在住)の旅行好きによるB級旅行記・ホテル宿泊記・フライトルポなど

イポーのサンデーガラクタ市を見物

イポーのJalan Horleyという通りでは毎週日曜日、午前中に大規模なガラクタ市が開かれるという情報をget。興味本位でブラブラしてきたが結構面白かったのでブログネタにする。

朝の9時ごろに向かったがご覧の通り人、人、人。そんなにマレーシア人を惹きつける何かがあるのかと期待しながら進む。

市場の端っこの方は服屋とかが並んでいてまあまだ普通。grabの運ちゃんとか競馬場にいるオヤジが着ているような、いわばマレーシアのおっちゃんの戦闘服はRM10ほどで買えるのかと。(一枚買った)

そんな中に白坂君の体操着が売られていた。どっかの中学か高校の服だろうけどどんなルートで仕入れてきたんだ?!

こちらの露店ではなんと魚を売っている。水が濁っててすぐに魚が死にそうなのが気になる。

中心に進むにつれだんだんマニア度が高くなってくる。リンギットの旧札だが額面と比較しても良い値段で取引されている。ちなみにKLのタイムズスクエアの上階にもこんなのを取引する店があった。

この辺りになるとマジもんのガラクタ屋が連なる。空き瓶・缶や誰のかよく分からないカセットテープ、スマホなど。このようなものを収集するオタクが一定数存在するのだろう。でないと商売にもならないし。

空き瓶はまだ優しいほうでこちらは中身入り。味のタイムカプセルを開封して飲む猛者はおらんか?

個人的に気になったのはプリペイドカード類とマッチの空き箱。2枚目のマッチの東京エアターミナルホテルとは大昔、成田開港前の羽田旧ターミナル内にあったホテルだそうだ。(羽田東急よりも前にできたらしい)ググっても全然情報が出てこないのだがまさかイポーでその存在を知ることになるとは。

素人には手を出しづらいものばかり並んでいるが、散歩コースとしてお勧めなガラクタ市場でした。

イポーの夜は名物もやし

イポーってもやしが名物なんすよ。安くてかさ増しなんかにも使われるもやしが名物ってどういうことだと思ったが折角なので食べてみた。

新市街側のJln. Dato Tahwil Azarという通り周辺は飲食店街のようになっており、各店もやしを猛烈にアピールしている。

今回はその一角にあるONG KEEという店に。

店先ではデカい中華包丁で鶏がカットされており、迫力のある音が聞こえてきた。

今回は運よく座れたけどそれほど広いわけではない店内なのですぐ座席が埋まる。ただ客の回転は早いようであった。

チキンライスにもやしが付く一人向けセットがあったのでそれを注文。まずはもやしだが写真の通り身が太い。そして食感はシャキシャキしていてこれは確かに美味しい。マレーシアで一般的に売っているもやしはもっと細く、さらに臭い。処理をしてもなかなか臭いが取れないのだ。イポーのもやしは嫌なにおいもなかった。

 

チキンライスも名物の一つ。(こちらのほうが有名みたいだが)マレーシアの鶏肉は全体的にレベルが高いのだが、やはり名物だけあってジューシーでうまみが強い。

安価ながらこちらもイポーの食のレベルの高さを感じさせてくれる店であった。

 

 

美食の街イポーで点心(dim sum)を食す-真係好點心樓-

昼食はdim sumを。イポーには多数のdim sum屋があり競争が激しくレベルも高いのだが、今回は前評判が良かった真係好點心樓を訪問。

人通りの多い通りからは外れているため観光客っぽいのは少ない。要するに穴場では??

 

メニューは豊富かつ安価、また全て画像付きなんで注文も難しくないだろう。最初にお茶の種類を聞かれる。ちなみにここの女将さんがとてもパワフルな方で言われるがまま大量注文してみた。

今回一人で来たのを悔やんだ。この中では手前の海老餃子がawesome。また黒いクリーム包もgood

dim sumなんで一皿当たりのポーションはそこまで大きくなく、さらに追加で注文。リンゴのシロップ漬けはよく冷えており、暑い中歩いた後に食べたら最高だろう。2枚目の赤いやつは説明聞いたがよく分からなかった。食べてみても自分のデータベースにない味・食感でなんとも表現できなかった。

しょっぱなからイポーの食のレベルの高さを体感できた。夕飯も楽しみ。

ETSでイポーへ行く。

マレー鉄道(KTM)が運行している都市間電車特急ETS、タイ国境のPadang Besar、ペナン(の対岸のバタワース)、イポー、KLと半島西海岸の主要都市を結ぶ。東南アジアにおいて電車特急ってあまり例がないような気がするがマレーシアのやつはどーなん?って感じで乗ってみた。

 

結構混みあうのでチケットは事前に公式サイトから手配した。会員登録したのちに、乗車区間・日付・列車・座席を選び購入。購入したチケットをプリントアウトするなり公式アプリダウンロードして画面を改札で見せるなどすればよい。

online.ktmb.com.my

ETSの中でもPlatinumとかGoldとか停車駅数による種別がありチケットの価格も異なる。ひかりとかのぞみみたいなもの。

あと注意しないといけないのが、2等車は座席の向きを反転させることが出来ない。(向き固定)ということで進行方向向きの座席かどうかを確認して購入すべし。

KLセントラル駅ではヒルトン側、長距離ホームからの発車となり改札もKTMコミューターとは異なる。列車別改札を行っていて発車15分ほど前から改札開始されていた。

現在2タイプの車両が存在し、今回乗ったのは新しいほうのclass 93という形式。その中でも1等車組み込み/無しと2つの内装パターンが存在する。

座席はこんな感じ。正直長時間は乗りたくないような硬い座席。実際このタイプはイポー~KLの短距離運用が中心のようだ。

ただデッキ周りの清潔さなんかを見ると、これまでの東南アジアの鉄道からは一線を画した、新時代に突入していることを実感させてくれる。

KLセントラルを出発し直ぐにクアラルンプール駅に着く。昔のKLの中心駅でKTM本社が目の前にそびえたっているが駅舎はかなりくたびれている。

KL郊外、Sg. Buloh付近まではなんかしらの工事をやっているためスーパースローで進む。ここを超えたあたりから電車特急の真価を発揮する。

クランバレーを超えると電車は140km/hで疾走する。途中専用線っぽい引き込み線なんかもあり鉄っちゃんとしてはテンションが上がるところ。軌道も整備されているようで高速走行中も揺れも少ない。

車内にはLCDも装備されていて現在時刻や途中駅などの情報を表示する。また一応防犯対策として監視カメラも備わっているようだ。

車窓の9割がこんな感じのジャングルで正直飽きが来る。日本と異なり町と町の間にはほとんど何もない。

終着イポー手前には車両基地が見えてきた。ETS車両の多くがここを本拠としているのかな。

そんなこんなでKLから2時間少々、イポーに到着。定時での運行でありまた別の機会にETSを利用した際も定刻だったのでなかなか優秀であることが伺える。

詳しくは知らんが1917年築の歴史ある駅舎でまあ美しい。では美食の街イポーへ繰り出しますよ~