*VY=ブエリング航空。今回はバルセロナからモロッコのマラケシュへのフライト。
本題に入る前にwikipedia先生により軽く解説。
スペイン国内資本としてははじめての格安航空会社である。現在のところスペイン国内線の他、オランダ・イタリア方面などの路線を持っている。また、ローマ・レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港も準ハブとしており、同空港からはスペイン方面のみならず欧州各空港への路線も充実している。
この航空会社の特徴は、これまで格安航空会社が料金を下げるために多くとっていた「発着料金が安く混雑しにくい、郊外のアクセスが不便な空港」を発着するスタイルではなく、大手航空会社が使うような中心に近い空港(たとえばパリのオルリー空港・アムステルダムのアムステルダム・スキポール空港など)を使用することにある。
マイレージプログラムとして「プント」を運営していて、イベリア航空傘下となったためイベリア航空の「イベリア・プラス」でもマイル加算は可能。
とあり、ある種「良心的LCC」とも言えるスペインキャリア。東南アジアに並ぶLCC激戦地のヨーロッパ、キャリアによっては目的地詐欺(茨城空港を東京と表記するような。あくまで例えね。)があるので利用には注意が必要。ブエリングに関してはいわゆる都市のメイン空港を利用しているケースが多いようだ(バルセロナでもメイン空港を使用)。その他運賃種別により荷物預け入れの制限があったりいろいろルールはあるが、まあ日本のLCCに乗り慣れている人なら戸惑うこともないだろう。機材のほとんどがA320で、A319も少し保有している。
バルセロナでは多くのLCCが通常第2ターミナルを使用するが、ブエリングは第1ターミナルを利用する。ちなみにシェンゲン外へのフライトを利用する場合、制限区域内に喫煙所は無いので注意。車寄せに灰皿があるんでそこで吸っていこう。(シェンゲン内は制限区域の中庭で吸える。2020/9時点の情報)
一部FSCはチェックインにて長蛇の列だが、ブエリングは自動チェックイン機を多数設置しておりそこまで並ぶことはないだろう。
第1ターミナルにはPPが使えるラウンジ多数だが、そのうちシェンゲン外行きの客が使える所は1か所のみ。安いビール・ワインが多種そろっており、またサラミやハムといったつまみもあるので酒乞食するのは最高かも。これよりイスラム圏に突入するためアルコールチャージを行った。
ブエリンクのA320(搭乗機はあれじゃない)wikiによると新たにA320neoも発注しているそう。
PBBでの搭乗かと思わせつつ、ゲートを抜けた先の隠れ階段を降りバス搭乗。まあLCCなんでね。
朝上海からバルセロナに着いて、そのまま市内観光とハードスケジュールだったので機内では爆睡。気づいたらすでにマラケッシュだった。短距離LCCなのでフライト中特にイベントは起きていなかったと思う。シートピッチは体感的にエアアジアくらいかな。
もっと掘っ立て小屋みたいな空港を想像してたけどきれいなマラケシュ空港。時間帯が遅いのでほとんどの店が閉まっている。やることもないので少額両替だけ行いさっさと市内へ。
事前情報によると旧市街までのタクシー代は70DH(800円ちょっと)とのことだが、夜遅くでバスも終わっている時間帯なので100DH(1200円ちょっと)と若干吹っ掛けてくる。ムカつくが交渉してもなかなか下がらないしインドとかに比べたらぼったくりのレベルも低いのでそのまま乗車した。