コロナ前から空気輸送
しばらくマレーシア国内は旅行できなそうなので、ちょっと前の旅行記について執筆します。
成田に就航しているエアラインの中で、B級度では1位2位を争うレベルのパキスタン航空への搭乗記。成田発月、金の週2便運航で、月曜の便は北京・イスラマバード経由ラホール、金曜の便は北京経由カラチ行きとなる変則運用。現代では珍しい2都市経由のフライトであり、遅延も多いらしいが幸運なことに今回の旅では往復定時運航だった。成田北京間の利用も可で、運航日に運賃検索すると大抵最安値で出てくる航空会社。
2タミIカウンターでチェックイン。様子としては明らかに日本人乗客の比率が低く、安ツアー客っぽい中国人が少し。あとは大量の荷物を持ったわずかのパキスタン人で全体の乗客数は少ないとみられる。このカウンターだけ周りと空気が異なる。
出発14:35→14:20への15分早める時刻変更。この変更に何の意味があるというのだ。
当然本館など使うはずもなく、サテライトの一番端まで歩かされる。途中コロナを乗り切ることが出来なかったノックスクートのB772が見えた。
ひたすら歩いて98番ゲートより搭乗。本当に端っこなので時間に余裕を持って行動しよう。客がいないんで最初からファイナルコール。
搭乗機はレトロカラーのB772(AP-BMG)。サテライトは構造上写真を撮りにくい。
お出迎えのCAも不在。居なくても困りはしないがあまりない経験である。
CAに挨拶をすると何処でもよいから早く座れと指示が。この日は2割ほどの搭乗率で、採算は取れていないと思われる。国営だからなせる業。
懐かしい極小パーソナルモニタ。B747など装備していない機体が多かった昔はこんなのでもあるだけありがたかった。(但し今回は電源すら点かなかった) またテーブル背面にベトナム語表記があるように、ベトナム航空からの中古機であることが分かる。
他の人の情報だと離陸前にお祈りタイムがあるそうで期待したが、今回は省略されていた。残念。
機内食は北京で成田往復分を積み込む。場合によってはパキスタン風ミールが提供されるらしいが今回は選択肢が無く中華。鶏肉のピリ辛炒め。日本人にはなかなかハードな辛さだった。翌日のア〇ルが心配だ。
途中適当に席を移動したりとにかく自由。パキスタン航空はマイナーな分ガラガラな確率が高く、北京までの3時間余りエコノミーフルフラットで過ごせるので快適。
真下に所々見える赤色照明が中国上空を飛んでいることを実感させてくれる。
定刻で北京到着。元々少ない乗客のほとんどがここで降りる。降機の際ビジネスクラスキャビンの横を通ったところ、日本人の家族1組のみ座っていた。パキスタンに家族旅行はマニアックすぎるので駐在員と思われるが、家族帯同でパキスタン駐在もチャレンジングすぎる。
北京はボロイ第二ターミナルを使用。車寄せでとりあえず一服。空港で両替をしたところ手数料として50元取られたので、観光客の方はATMでキャッシングをしよう。
その後空港で交通ICカード(一卡通)を購入し、地鉄を乗り継いで宿のある前門へ。中国の地下鉄は近年になって開通した路線が多いが、2号線といった北京の古い路線は70年代に開通しており味がある。