マラッカって本当に博物館が多いんすよ。一人旅なんかだと時間潰すのによく博物館に行きますが、今まで見てきた中でも結構変わりダネな博物館を紹介する。
税関博物館
前回記事で紹介した海の博物館の隣。海博の建物が特徴的なせいで皆ここを見逃していく。
マレーシア税関運営(つまり国営)なだけあって入場料は無料。
内部は税関の装備や押収物の展示がメイン。個人的にメカ系が好きなんで印象に残った。
マラッカ海峡近辺のおっかないマフィア相手に仕事するんだから税関職員は命がけの仕事でしょうね。時折麻薬密輸などでニュースにもなってますし。
たしか昔使っていた関税計算するやつだったかな。NECのロゴが古い。メカ的な意味で保存価値のあるもの多数。
続いて押収品のコーナー、目を引くのはエロ用品の数々。持ち込み禁止なので皆さん気を付けましょう。(マレーシアに限らずだが) それにしても右奥のPLAY BOYが気になるな...
詳しくないんでよく分からんがちょっと昔の角ばったデザインの車。
たばこの税金が高い国なんで密輸が今も盛んらしい。マレーシア国内で正規のルートで購入したたばこには税金払いましたの証として箱にシールが貼ってある。
そういえば日本でも横浜税関が資料館を開設してましたね。
刑務所博物館
税関博物館を見学した次は、密輸犯が収容される刑務所の見学へ。
見た目がガチなのも当然でおよそ10年前まで現役で使われていた建物を再利用している。
独房の様子。こんな所にずっといたらイカれちまうよな。マレーシアの地方の刑務所なんかは恐らく未だこんな設備なんじゃないかと。
中庭。映画だと運動中に揉め事がよく起きて警備がやってくるイメージ。
炊事場なんかも見学できる。食に関しては色々制約のある国なんで大変そう。
今もやってるのか不明だが、鞭打ち刑の写真が展示されている。ってか生々しいな。。。
ちなみにこの博物館、刑場もあり見学可能(撮影不可)
東京拘置所の刑場が報道公開されたときは綺麗だなという感想を持ったが、マレーシアはコンクリートむき出しの無機質な感じでした。執行方法は日本と同じ絞首。
マレーシアでは麻薬密輸は一発死刑なのが特徴で、それで現在日本人死刑囚1名がマレーシア国内どこかの刑務所に収容されている。
面会場。相手の顔は見れるが声は通らないようで備え付けの受話器を介して話す。
あとは受刑者の描いた絵とか、囚人服展示とか...とにかく展示が充実していた。
誰も興味ないと思うが、なかなか見れるものではないのでマレーシアの刑務所に興味がある人は是非。ダブルツリーから徒歩10分ほど。