今回は実際の乗車記。JB出発時点で寝台はほぼ埋まり、また国民性なのかファミリーが主な客層だった。マレーシアではどこも大家族で観光している姿をよく目にする。で子供は夜行列車でテンションが上がっているのか大騒ぎ、ジャングルジム状態だった。早く寝静まらないかなと思いつつ初めて自分が寝台列車に乗った時のことを思い出す。
早速食堂車へ。カウンターで注文するがメニューは特に掲示されていない。ナシゴレンやマギーゴレンなど軽食の提供だそう。また英語があまり通じない。
とりあえずナシゴレンとテーアイスを注文。ドリンクだけ頼んでいる客も多かった。こんなリラックスして過ごせる食堂車はいいねー。
飯食ってだらだらしてるとGEMASに到着。この時点で1時間ほど遅延していた。このGEMAS駅、田舎ではあるものの東海岸線の分岐駅、また電車特急ETSの始発駅でもありKTMの要衝ともいえる存在。側線に日本から譲渡された14系が放置されているのだが今回は見ることが出来ず。発車後眠りに着く。
目が覚めたら...確かクアラ・リビスあたりだったと思う。東海岸線とか呼んでいるが内陸をずっと走るんで海が見えるポイントとかは存在しない。ひたすらジャングル。
あまりにも途中に何もないのでこのような側線や保線車両を発見するだけでテンションが上がってくる。
Gua Musangで久々の長時間停車(といっても15分ほどだった)。背後の崖が印象的で乗客もホームに出て記念撮影なんかをしていた。
途中渡る川は全部こんな感じで赤茶色に濁ってる。日本じゃあんま見ないね。
1時間に1回くらいのペースで小さな町々に停車していくが、各駅降りていく客がある程度存在していたのが意外。定期運行ではないがKLからの直通列車もあり、車社会マレーシアであっても鉄道は地方民にとっての貴重な交通手段なのだろう。バスもあるがこの辺りは道路状況悪そうだし。
朝食か昼食なのかよく分からん時間に再び食堂車へ。この時間だと店じまい直前で気怠い空気が流れている。ミーフンを注文。市内で食うのと遜色ない味。
終点の一つ手前、Wakaf Bharuで乗客の大半が下車する。ここがKota Bharuから一番近い駅となっており、タクシーか迎えの車が数多く待機していた。(徒歩でコタバルまではキツイ)
JBを出て17時間、終点のTumpatに到着。遅れは1時間と予想よりも少なかった。到着後すぐ機関車が切り離されて機回しを行う。お疲れさまでした。
ネット情報を見て側線に14系がいないか探したが、既に全車Gemasに移動された模様。
住宅が少しとKTMの車両基地くらいしか周りに何もないんでTumpatで時間潰すのには厳しく、仮にここから乗る場合食料調達はコタバルですべし。
ちなみにここからgrabは捕まらなかった。
ただ奇跡的?に普通列車が近しい時間帯にあり、それにのってWakaf Bharuまで行った。この中国製の新型DCが客車列車を置き換えていく模様。車内を萌え激写していたら子供に取ってくれと言われたので一枚。その後grabを捕まえ宿があるコタバルへ。